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ConoHa WINGをやめようと思ったとき、真っ先に頭に浮かぶのはたぶん「解約」ボタンの場所ではありません。「このブログ、消えるんじゃないか」という不安のほうが先に来ると思います。
半年、1年とコツコツ書いてきた記事です。ドメインも自分の名前みたいに愛着があります。それが解約の操作ひとつで全部消えてしまうなら、怖くてボタンを押せません。
編集部でも似たようなケースをいくつも見てきました。結論から言うと、正しい順番さえ踏めば、データもドメインも守りながらConoHa WINGを離れることができます。逆に言うと、順番を間違えると本当に消えます。ここが一番大事なところです。
この記事では、ConoHa WINGの「解約」の仕組みから、ブログデータの行方、ドメインの引き継ぎ、そして次にどのサーバーへ移るかまで、順を追って整理していきます。
ConoHa WINGの「解約」は2段階。「退会」とは何が違う?
まず全体像から見ていきます。
ConoHa WINGでは、「解約」と「退会」という似た言葉がありますが、これは別の手続きです。混同したまま進めると、思っていたのと違う結果になることがあります。
大きく分けると、次のような段階になっています。
自動更新をオフにする、これがまず1つ目の操作です。この時点ではまだサーバーもブログも生きています。ただ「次の更新はしない」という予約が入るだけです。
次に、契約期間が終わるタイミングでサービス(サーバー)そのものが削除されます。ここでブログのデータに関わる変化が起きます。詳しくは次の見出しで説明します。
そして最後に、ConoHaのアカウントごと削除する「退会」という手続きがあります。
つまり「サーバー契約をやめる」ことと「ConoHaのアカウントを消す」ことは、別のレイヤーの話です。サーバー契約だけを終わらせて、アカウント自体は残しておく、という選び方もできます。
ここで注意したいのが、アカウントを退会してしまうと、登録していた情報や契約履歴は復旧できなくなるという点です。「とりあえず全部消したい」という気持ちで退会まで進めてしまうと、後から「やっぱり確認したかった」と思っても戻せません。
編集部としては、まず自動更新オフとサービス削除だけで様子を見て、アカウントの退会は本当に必要になってから、という順番をおすすめします。急いで両方を一気にやる理由は、あまりないように思います。
実際のところ、退会まで急ぐ人の多くは「もう二度と使わないから」という気持ちだと思います。その気持ちはわかりますが、アカウントを残しておいても料金は発生しません。焦って退会する必要性は、思っているよりも低いです。
なお、実際の操作画面の名称や配置は管理画面のアップデートで変わることがあります。手続きを始める前に、ConoHaの公式サポートページで最新の手順を確認しておくと安心です。
解約するとブログのデータはどうなる?(一番不安なところ)
ここが、この記事を読んでいる方にとって一番知りたいところだと思います。
結論から言うと、ブログのデータが消えるのは「サービス(サーバー)が削除されたタイミング」です。自動更新をオフにしただけの段階では、まだ何も消えていません。契約期間が残っている間は、ブログもデータもそのまま動いています。
問題は、契約期間が終わってサービスが削除された瞬間です。ここでサーバー上に置かれていたWordPressの一式、つまり投稿記事や画像、そしてデータベース(記事の中身や設定を保存している場所)がまとめて削除されます。しかもこの削除は、後から「やっぱり戻して」とお願いしても元に戻せません。
つまり「解約したから今すぐ全部消える」わけではなく、「削除の予約が実行された瞬間に消える」という感覚のほうが近いです。この間に猶予があることを知っているかどうかで、できることが大きく変わってきます。
ここで特に伝えたいのは、この「サーバーがまだ残っている猶予期間」こそが、データを守るための唯一のチャンスだということです。
もう少し具体的にイメージしてもらうと、削除されるのはブログの記事本文だけではありません。アップロードした写真や画像、テーマの設定、プラグインで作ったお問い合わせフォームの内容、コメント欄に届いていた読者からの反応。ブログを構成しているものすべてが対象になります。「記事さえ残ればいい」と思っていても、画像が抜けた記事はかなり印象が変わってしまいます。
具体的に何を、どうやって残しておけばいいのか。それは次の見出しでまとめます。ここまで読んで「まだ間に合いそうだ」と思えたなら、次に進んでみてください。
解約する前にやっておくこと(バックアップとエクスポート)
ここが今回いちばんお伝えしたい部分です。
先ほど説明した通り、ブログのデータはサービスが削除された瞬間に消えます。逆に言えば、削除される前にデータを手元へコピーしておけば、ブログの中身は守れるということです。
やることは大きく2つです。
ひとつは、WordPressの記事データそのもののエクスポートです。WordPressには管理画面から記事・固定ページ・コメントなどをまとめて書き出す機能があります。これを使うと、記事の文章や構成をファイルとして手元に保存できます。
もうひとつは、サーバー上のファイルとデータベースを丸ごとダウンロードしておくことです。画像などのメディアファイル、テーマやプラグインの設定ファイル、そしてデータベース(記事の本体データが入っている場所)を、まとめて自分のパソコンに保存します。
このふたつを済ませておけば、たとえサーバーが削除されても、ブログの中身自体は手元に残ります。そして、これがそのまま次のサーバーへ引っ越すための材料になります。バックアップを取る作業と、乗り換え先へ引っ越す作業は、実は地続きなのです。ここが不安を「今やるべき行動」に変えられるポイントだと思います。
編集部としておすすめしたいのは、「バックアップを取ってから解約の予定日を決める」という順番です。先に解約の予約日を決めてしまうと、バックアップ作業を後回しにしがちで、直前になって焦ることになります。時間のあるときに、まずデータを手元に確保しておくと気持ちが楽になります。
記事数が多いブログや、画像をたくさん使っているブログほど、バックアップにかかる時間は長くなります。思ったより時間がかかることもあるので、余裕を持って早めに着手するくらいでちょうどいいと思います。
具体的には、WordPress管理画面の「ツール」→「エクスポート」から進めると、記事や固定ページ、コメントのデータをXMLファイルとして書き出せます。画像やテーマ・プラグインの設定、データベースそのものは、サーバー会社が用意している「ファイルマネージャー」や、FTPソフト、phpMyAdminといった手段を使って取得するのが一般的なやり方です。ConoHa WING側の具体的なメニュー名や画面の位置は管理画面のアップデートで変わることがあるので、実際に操作する前に公式サポートのページで最新の手順だけは確認してください。
「バックアップさえ取っておけば大丈夫」という安心感は、思っている以上に大きいです。ここまでやってから初めて、自動更新オフやサービス削除の予約に進む、という順番にすると、心配しながら操作することもなくなります。
独自ドメインは解約後も使える?引き継ぎ・移管の考え方
次に気になるのが、独自ドメインの行方です。
ConoHa WINGには「WINGパック」というプランがあり、契約すると無料で独自ドメインが1つついてくることが多いです。この無料ドメインは、サーバー契約と連動している仕組みになっています。つまり、ドメインだけを単体で残す、といった操作はできません。
サーバー契約を終わらせると、この無料ドメインも一緒に失効してしまう可能性があります。失効したドメインは、その後放置していると、第三者が新たに取得できる状態になってしまいます。自分のブログの看板だったドメインが、まったく関係のない誰かのサイトに使われてしまう、ということが起こり得るわけです。
これを避けるには、解約の手続きに入る前に、ドメインの移管手続きを済ませておく必要があります。移管とは、ドメインの管理をConoHaから別の管理会社に移す手続きのことです。移管が完了していれば、サーバーを解約したあとも、そのドメインを別のサーバーで使い続けることができます。
一方、無料特典ではなく自分で別途取得した有料ドメインの場合は、事情が少し異なります。もともとサーバー契約とは切り離して管理されていることが多いため、他社へ移管して継続利用しやすい傾向にあります。
「ドメインが自分の資産だと意識したことがなかった」という声もよく聞きます。ブログを続けるつもりがなくても、名刺代わりに取っておきたい、将来また使うかもしれない、というドメインは、失効させずに移管だけ済ませておく、という選び方もできます。
いずれにしても、ドメインに関する挙動や移管に必要な手続き・期間は、契約プランや取得時期によって細かく変わります。ここは特に、思い込みで進めると取り返しがつかない部分なので、移管の具体的な条件は必ずConoHaの公式サポートで最新の情報を確認してから動いてください。
「ドメインは自分の資産」という感覚を持っておくと、扱い方の判断もしやすくなると思います。
30日前ルールと返金の有無(WINGパックの注意点)
「いつまでに動けばいいのか」というタイミングの話をします。
ConoHa WINGのWINGパックには、契約満了日の30日前に自動更新が実施される、という仕組みがあります。つまり、期限ギリギリで「そろそろやめよう」と思っても、気づいたときにはすでに次の期間分の更新がかかっている、ということが起こり得ます。
自動更新をオフにする操作は、この30日前のタイミングよりも前に済ませておく必要があります。一度自動更新が実行されてしまうと、後から「やっぱりキャンセルしたい」と思っても、その回のキャンセルはできない仕組みになっているようです。
もうひとつ気になるのが返金についてです。契約期間の途中で解約しても、残りの期間分が返金されることはありません。初月無料期間中に解約した場合でも、それ以降の期間分の返金はなく、日割りでの返金もない、という扱いになっています。
つまり「使わなくなった月から日割りで返してもらえる」という期待は持たないほうがよさそうです。契約期間や更新のタイミングを逆算して、無駄な支払いが発生しないように動く、という考え方のほうが現実的だと思います。
契約満了日がいつなのかは、マイページの契約情報から確認できることが多いです。「そろそろかな」という感覚で放置せず、実際の日付をカレンダーなどに控えておくと、うっかり自動更新をまたいでしまうことを防げます。
ただし、契約満了日の正確な計算方法や、返金・日割りの扱いの細かい条件は、契約時期やプランによって変わっている可能性があります。ここは金額に直結する部分なので、必ずConoHaの公式サポートページやマイページで、ご自身の契約に基づいた最新の情報を確認してから解約の予定を立ててください。
「解約できない」「ボタンが見つからない」ときの確認ポイント
ここまで読んで、実際に操作画面を開いてみたら「あれ、解約のボタンがどこにもない」と感じる方もいると思います。これも実はよくある話です。
まず多いのが、自動更新をオフにする操作と、アカウントを退会する操作を取り違えているケースです。「解約」という言葉から連想して退会のメニューを探してしまい、目的の操作にたどり着けない、ということが起こります。先ほど説明した通り、この2つは別の場所にある別の手続きです。
もうひとつ多いのが、無料ドメインの連動によって、サーバー側の操作だけでは止められない状態になっているケースです。ドメインの移管手続きが済んでいないと、サービスの削除操作自体がブロックされたように見えることがあります。この場合は、先にドメインまわりの手続きを進める必要があります。
また、契約プランによっては「削除予約」という形で、指定した日にちに解約が実行されるよう予約する仕組みになっていることがあります。ボタンを押した瞬間に何かが消えるわけではなく、予約を入れる操作である、と理解しておくと落ち着いて進められます。
支払い方法によって操作の見え方が変わる、という声を聞くこともあります。クレジットカード払いか、それ以外の支払い方法かによって、画面上の案内文が微妙に違うことがあるようです。表示されている案内をよく読みながら進めることをおすすめします。
こうした画面上のボタンの名前や位置は、管理画面のアップデートで変わることがよくあります。この記事の説明と実際の画面が違っていた場合は、無理に自己判断で進めず、ConoHaの公式サポート(チャットサポートやヘルプページ)で現在の操作方法を確認するのが確実です。
ConoHaをやめたあと、次はどのサーバーがいい?
ここまでで、解約の仕組みとデータ・ドメインを守る考え方は整理できたと思います。ここからは、「ConoHaをやめたあと、実際どこに移ればいいのか」という話です。
乗り換え先を選ぶときに見るべき軸を、次のように整理してみます。
表示速度です。ブログを読みに来た人が待たされずにページを開けるかどうかは、サーバーの処理能力に左右されます。サポート体制も見逃せません。何かトラブルが起きたときに、電話やチャットで相談できる窓口があるかどうかは、特にITが得意でない方にとって安心材料になります。
そしてもうひとつ、今回の話と直結するのが「移行機能の有無」です。多くのレンタルサーバーには、他社サーバーからWordPressのデータをまとめて引っ越すための機能が用意されています。先ほどご紹介したエクスポート・バックアップの作業をきちんと済ませておけば、こうした移行機能を使って、ConoHaで使っていたブログを近い形で新しいサーバーに移せる可能性があります。ただし対応できる範囲や手順の細かさはサーバーごとに違うので、契約前に移行先の公式サイトで対応状況を確認しておくと安心です。
料金体系も比較のポイントになります。プランごとの容量やアクセス数の上限、複数サイトを運用したいときの料金の増え方は、サーバーによって考え方が異なります。今後ブログを育てていきたいのか、いまの規模を維持できればいいのかによって、選ぶべきプランも変わってきます。
乗り換え先にはいくつかの選択肢がありますが、そのなかでもConoHaからのデータ移行のしやすさやサポート体制の評判で、比較の候補としてよく名前が挙がるのがXserverです。私たちも情報を集めてきました。
ConoHaのデータをそのまま引き継げる乗り換え先を見てみる
なお、具体的な料金プランやキャンペーン内容は変動するため、この記事では触れていません。気になる方は公式サイトで最新の内容を確認してみてください。
まとめ:データを守りながら乗り換える手順
最後に、ここまでの内容を1本の流れとして整理しておきます。
まずやるべきは、WordPressの記事データのエクスポートと、サーバー上のファイル・データベースのバックアップです。この作業を済ませてから、初めて次の行動に移ります。
次に、移行先のサーバーを決めます。表示速度・サポート体制・移行機能の有無を見比べて、自分のブログに合いそうな環境を選びます。
移行先が決まったら、バックアップしておいたデータを使って、ブログを新しいサーバーへ移します。ドメインを使い続けたい場合は、このタイミングで移管の手続きも進めておきます。
すべてが新しいサーバー側で問題なく表示されることを確認してから、ようやくConoHa WING側で自動更新をオフにし、契約満了に合わせてサービスを削除します。アカウントの退会は、必要であればさらにそのあとです。
順番を守れば、慌てて先に削除ボタンを押してしまうようなことは防げます。焦って進めた結果、データが消えてから「しまった」と気づくケースが一番もったいないので、ここだけは落ち着いて、ひとつずつ進めてみてください。
「解約する」という一つの言葉の中に、こんなに段階があると知らずに進めると、思わぬところでつまずきます。逆に、順番さえ押さえておけば、そこまで難しい作業ではありません。
WordPressまわりのトラブルで困っている方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


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